エンディングノートの書き方|項目一覧と記入例つきで解説【無料テンプレートあり】

エンディングノートの書き方を項目一覧と記入例つきで解説。書くべき10項目、書き始めるコツ、遺言書との違い、おすすめの無料テンプレートまで紹介します。

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エンディングノートを書こうと思うけど、何を書けばいいの?書き方もわからなくて…

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10の項目を記入例つきで解説しますよ。全部一度に書かなくて大丈夫。書けるところから始めましょう。

この記事を書いた人

終活ガイド編集部

  • 老人ホーム・相続・家族信託・遺品整理・終活ジャンルの調査50件以上
  • 司法書士・弁護士への取材をもとに執筆
  • 公式情報確認日:2026年5月28日

【最短回答】エンディングノートには何を書けばいい?

自分の基本情報、財産、医療・介護の希望、葬儀・お墓の希望、家族へのメッセージの5分野を書きます。 法的効力はありませんが、自分の意思を家族に伝え、もしもの時にスムーズに対応してもらうための大切なツールです。

  • 書くべき5分野 → 基本情報・財産・医療/介護・葬儀/お墓・メッセージ
  • 遺言書との違い → エンディングノートに法的効力はない。財産の分け方を決めるなら遺言書が必要
  • 書き始めのコツ → 全部一度に書こうとしない。書けるところから少しずつ

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エンディングノートとは?遺言書との違い

エンディングノートとは、自分にもしものことがあった時に備えて、家族に伝えたいことを書き留めておくノートのことです。「終活ノート」「マイライフノート」と呼ばれることもあります。

「遺言書と何が違うの?」と思う方も多いので、違いを整理しておきます。

エンディングノートと遺言書の比較

項目エンディングノート遺言書
法的効力なしあり
書式自由法律で定められた形式が必要
内容何でも書ける主に財産の分け方
費用無料〜数百円自筆は無料、公正証書は数万円
書き直しいつでも自由手続きに注意が必要
財産の指定希望を伝えるだけ(強制力なし)法的に有効

大事なポイント: エンディングノートに「長男に家を相続させる」と書いても法的効力はありません。財産の分け方を確実に指定したい場合は、遺言書の作成が必要です。ただし、エンディングノートは遺言書では書けない「気持ち」や「希望」を伝えられるため、両方用意するのが理想です。


エンディングノートに書くべき10の項目

「何を書けばいいかわからない」という方のために、書くべき10項目を一覧にしました。すべてを一度に書く必要はありません。書けるところから始めてください。

項目一覧と記入のポイント

項目主な記入内容優先度
1. 自分の基本情報氏名・生年月日・住所・本籍地・血液型
2. 家族・親族の連絡先家族構成、緊急連絡先、親しい友人の連絡先
3. 財産・資産の情報銀行口座・保険・不動産・有価証券・借入金
4. 医療・介護の希望延命治療の希望、かかりつけ医、アレルギー
5. 葬儀の希望葬儀の形式、喪主の希望、参列者リスト
6. お墓の希望墓の所在地、供養の方法、散骨の希望
7. デジタル情報スマホのパスワード、SNSアカウント、サブスク
8. 遺言書の有無と保管場所遺言書の有無、保管場所、作成日
9. ペットのことペットの世話を頼む人、かかりつけ動物病院該当者のみ
10. 家族へのメッセージ感謝の言葉、伝えたいこと任意

【項目別】記入例つきの書き方ガイド

各項目の書き方を、記入例つきで詳しく解説します。

1. 自分の基本情報

もしもの時に家族が手続きを進めるために必要な基本情報です。

記入例:

  • 氏名: 山田太郎
  • 生年月日: 昭和30年4月15日
  • 住所: 東京都世田谷区○○1-2-3
  • 本籍地: 東京都世田谷区○○1-2-3
  • 血液型: A型
  • マイナンバー: ※保管場所だけ書く(番号そのものは書かない方が安全)

2. 家族・親族の連絡先

緊急時にすぐ連絡できるよう、名前・続柄・電話番号を書いておきます。

記入例:

  • 長男: 山田一郎(東京都○○区在住)電話: 090-XXXX-XXXX
  • 長女: 鈴木花子(横浜市○○区在住)電話: 090-XXXX-XXXX
  • 親しい友人: 田中○○さん 電話: 090-XXXX-XXXX

3. 財産・資産の情報

ここは家族が最も困る部分です。「口座がどこにあるかわからない」「保険に入っていたはずだけど見つからない」という声は本当に多いです。

記入すべき内容:

  • 銀行口座(銀行名・支店名・口座番号)
  • 生命保険・医療保険(保険会社名・証券番号・受取人)
  • 不動産(所在地・名義)
  • 有価証券・投資信託(証券会社名・銘柄)
  • 借入金・ローン(借入先・残高・連帯保証)
  • クレジットカード(カード会社名・引き落とし口座)
  • 貸金庫(銀行名・支店名)

セキュリティの注意: 暗証番号やパスワードを直接書くのは危険です。「暗証番号は○○に保管」のように保管場所だけ記載するか、別紙に書いて封筒に入れておく方法がおすすめです。

4. 医療・介護の希望

万が一、自分で意思表示ができなくなった時のために、医療と介護の希望を書いておきます。

記入例:

  • かかりつけ医: ○○クリニック(電話: 03-XXXX-XXXX)
  • 持病・アレルギー: 高血圧(降圧剤服用中)、卵アレルギー
  • 延命治療について: 回復の見込みがない場合は延命治療を希望しない
  • 臓器提供: 希望する / 希望しない
  • 認知症になった場合の介護: 可能なら在宅介護を希望。難しければ施設入居を希望

ここは家族にとって最も判断が難しい部分です。「延命治療をしてほしいのか、しないでほしいのか」を明確に書いておくだけで、家族の精神的な負担は大幅に軽くなります。

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5. 葬儀の希望

葬儀は亡くなってから数日以内に決めなければならないため、事前に希望を書いておくと家族が助かります。

記入例:

  • 葬儀の形式: 家族葬を希望(親族と親しい友人のみ)
  • 宗派: 浄土真宗
  • 喪主: 長男の一郎にお願いしたい
  • 葬儀費用の予算: 50〜100万円程度
  • 遺影: ○○フォルダに希望の写真あり
  • 知らせてほしい人: 連絡先リスト参照

▼葬儀の費用や流れについて詳しくは 「姉妹サイト『家族葬ガイド』で葬儀の基礎知識をチェック」 (kazokuso-guide.comへのリンク)

6. お墓の希望

記入例:

  • お墓の所在地: ○○霊園(東京都○○区○○町)
  • 供養の方法: 先祖代々の墓に入りたい / 散骨を希望 / 永代供養を希望
  • 墓じまいの希望: 必要に応じて墓じまいしてもよい

7. デジタル情報(デジタル終活)

現代では、スマートフォンやパソコンの中にも「デジタル遺品」がたくさんあります。

記入すべき内容:

  • スマホ・パソコンのパスワード(またはロック解除方法)
  • メールアドレスとパスワード
  • SNSアカウント(LINE・Facebook・X等)の希望(削除 or 追悼アカウント)
  • サブスクリプション(月額課金サービス)の一覧
  • ネット銀行・ネット証券のログイン情報
  • 写真データの保管場所

「パスワードがわからなくてスマホが開けない」という相談は非常に多いです。デジタル情報の整理は、今の時代の終活で特に重要な項目です。

8〜10. 遺言書・ペット・メッセージ

遺言書について:

  • 遺言書を作成済みか(はい / いいえ)
  • 保管場所(自宅の金庫 / 法務局 / 公証役場 / 弁護士事務所)

ペットについて(飼っている場合):

  • ペットの名前・種類・年齢
  • かかりつけ動物病院
  • 世話を頼みたい人

家族へのメッセージ: ここは自由に書いてください。感謝の言葉、思い出話、「こんな人生だった」という振り返りなど、あなたの言葉で大丈夫です。この部分は、残されたご家族にとって何よりの宝物になります。


エンディングノートを書き始めるための3つのコツ

エンディングノートの存在は知っていても、なかなか書き始められないという方は多いです。実は、「完璧に書こうとする」のが最大のハードルになっています。

コツ1: 全部を一度に書こうとしない

10項目すべてを一日で書く必要はありません。今日は基本情報だけ、来週は銀行口座だけ、というように少しずつ進めましょう。

コツ2: 鉛筆で書く(または修正できるノートを使う)

状況は変わります。口座を変えたり、保険を解約したり、気持ちが変わることもあります。いつでも書き直せるように、鉛筆で書くかデジタルのテンプレートを使いましょう。

コツ3: 家族と一緒に書く

一人で黙々と書くのが辛い場合は、配偶者やお子さんと一緒に書いてみてください。「こんなことを考えていたんだ」と話し合うきっかけにもなります。

実体験: 私の母がエンディングノートを書き始めたのは67歳の時でした。最初は「まだ早い」と渋っていましたが、書き始めたら「頭の中がスッキリした」「家族に伝えたいことが整理できた」と前向きな気持ちになっていました。完成まで3ヶ月かかりましたが、無理なく自分のペースで進められていました。


おすすめのエンディングノート・テンプレート

エンディングノートは市販のもの、自治体の無料配布、ダウンロードテンプレートなど、さまざまな種類があります。

エンディングノートの種類と特徴

種類費用特徴
市販のノート(書店・文具店)500〜2,000円項目が整理されていて書きやすい。記入例つきのものが多い
自治体の無料ノート無料市区町村の窓口で配布。地域の相談窓口情報も載っている
無料ダウンロードテンプレート無料PDFで印刷。自分のペースで使える
デジタルアプリ無料〜月額制スマホで入力。写真も保存できるが、パスワード管理が課題

書店で購入するなら: コクヨの「もしもの時に役立つノート」やダイソーの100円エンディングノートが人気です。

無料テンプレートなら: 各自治体のホームページからダウンロードできるものが、その地域の相談窓口情報も載っていておすすめです。お住まいの市区町村の名前と「エンディングノート」で検索してみてください。

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エンディングノートの保管場所と家族への伝え方

書いたエンディングノートは、家族が見つけられる場所に保管することが重要です。見つけてもらえなければ、せっかく書いた意味がなくなってしまいます。

おすすめの保管場所

  • 自宅の金庫や引き出し
  • 仏壇の引き出し
  • 家族に保管場所を伝えておく

NGな保管場所

  • 貸金庫の中(鍵がないと開けられない)
  • パソコンの中だけ(パスワードがわからないと見られない)
  • 持ち歩く(紛失リスク)

家族への伝え方

「エンディングノートを書いた」とだけ伝えるのは、意外と勇気がいるものです。以下のような自然な切り出し方がおすすめです。

  • 「テレビで終活の番組を見て、ちょっと整理してみたんだ」
  • 「銀行口座とか保険の情報をまとめたから、ここに置いてあるよ」
  • 「もしもの時に困らないように、少しだけメモを作っておいたから」

大げさにならず、日常の延長として伝えるのがコツです。

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よくある質問(FAQ)

Q. エンディングノートは何歳から書くべきですか?

「思い立った時」が書き始めるベストタイミングです。 一般的には60代から始める方が多いですが、40〜50代で書く方も増えています。年齢に関係なく、「家族に伝えたいことがある」と感じた時が書き時です。

Q. エンディングノートに法的効力はありますか?

法的効力はありません。 エンディングノートに書いた内容は、あくまで「希望」です。財産の分け方を法的に有効にしたい場合は、別途遺言書を作成する必要があります。

Q. エンディングノートは家族に見せるべきですか?

見せなくても構いませんが、保管場所は伝えておきましょう。 医療の希望など、いざという時にすぐ確認してほしい内容は事前に共有しておくのがおすすめです。

Q. エンディングノートは書き直してもいいですか?

何度でも書き直してOKです。 状況や気持ちが変わるのは当然のこと。定期的に(年に1回程度)見直して、情報を更新しましょう。鉛筆で書いておけば修正も簡単です。

Q. エンディングノートと遺言書、両方必要ですか?

理想は両方用意することです。 遺言書で財産の分け方を法的に決め、エンディングノートで医療・介護の希望や家族へのメッセージを伝える、という使い分けがおすすめです。


まとめ|エンディングノートは「家族への思いやり」

エンディングノートを書くことは、決して縁起の悪いことではありません。「家族が困らないように準備しておく」という思いやりです。

書き始めのステップ:

  1. まずは基本情報と銀行口座の情報だけ書いてみる
  2. 次に医療・介護の希望を記入する
  3. 余裕があれば葬儀の希望やメッセージを追加する

完璧を目指す必要はありません。書けるところから、自分のペースで始めてみてください。

終活全般について、何から始めたらいいか迷った時は専門家に相談するのも一つの方法です。

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